iDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金の始め方を紹介します。
自分は楽天証券に口座を持っているのでそこでiDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金を始めることにしました。
つみたてNISAのように毎月の購入を設定すればiDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金を簡単に始めることができると思っていましたが、ちょっと違っていました。
実際にはiDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金は年金ですので国民年金基金連合会というところに加入して初めて、iDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金を始める事ができます。
楽天証券のような金融機関を通して加入の申し込みをします。
結果的には金融機関で投資信託のような金融商品を定期積み立てするのですが実際のお金の流れや基本的な仕組みは根本的に違うようです。
楽天証券のホームページから申込書を請求
金融機関によってはオンラインでの申し込みもできるようですが楽天証券は郵送による申し込みでした。
まずは、申込書を楽天証券のホームページ(下記のURL)から請求します。
『iDeCoをはじめる』をクリック
職業を選択します。
自分は会社員ですので第2号被保険者の会社員の欄を次にクリックします。皆さんは自分の職業を選んでください。
楽天証券にログインします。
ログインして申込書を請求すると名前や住所等の入力が不要です。
郵送される書類
数日で申込書などの書類が送られてきます。
郵送される書類は
- 『個人年金加入申出書』
- 『預金口座振込依頼書兼自動払込利用申込書』
- 『事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書』
- 『個人情報の同意書』
- 『加入者月別掛金額登録・変更届』(掛金区分を『月ごとに金額指定』を選択した場合)
です。
これらの書類が自宅に届きます。
申出書の記入の仕方
次に自宅に郵送された書類を記入していきます。
『事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書』
『事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書』は皆さんの会社で記入してもらう必要があります。
会社の人事部、経理部や総務部等に提出して記入してもらって下さい。
『事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書』です。
個人年金加入申出書の記入
このような書類です。
『事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書』を参考に『個人年金加入申出書』の7.現在のお勤め先(事業所の情報)の欄を記入してください。
事業所名称と企業年金制度等の加入状況
4.企業年金制度の加入状況の番号を『個人年金加入申出書』に記入
登録事業所番号
6.連合会への「事業所登録」の有無等(複数回答可)で「事業主払込」で登録済もしくは「個人払込」で登録済の場合はそれぞれの登録事業所番号を個人年金加入申出に記入
『預金口座振込依頼書兼自動払込利用申込書』
『個人年金加入申出書』と『預金口座振込依頼書兼自動払込利用申込書』の1.申出者の欄に署名します。
4.預金引落口座情報の欄に引落口座の金融機関名、口座名義や口座番号等の口座情報を記入します。
申込書の返送
全ての書類を記入したら、添付の返信用封筒を使い返送してください。
その前にもう一度記載漏れがないことを確認してください。
次に必要な書類を忘れずに奮闘に入れて下さい。
実際に封筒を開封した時に必要な書類が入っていないことは本当に多いそうです。そのような場合は受け付けてもらえず書類不備となり書類が戻ってきます。そうなると余計な時間がかかってしまいます。
最後にちょっと時間をかけて確認することが後々の大きな時間をセーブすることになります。
iDeCoの書類に限ったことではないですが、封をする前にもう一度記載忘れ、書類漏れがないことを確認して返送してください。
各種書類到着確認
申込書類を返送してから国民年金基金連合会で加入に向けた審査を行うために口座開設に1~2か月必要です。この期間は何もすることはできません。気長に待ちましょう。
加入の審査が終了すると、
- 個人型年金加入確認書
- 口座開設のお知らせ
- コールセンター/インターネットパスワード設定のお知らせ
の3つの書類が郵送されます。
これらの書類は楽天証券などの金融機関からではなく、国民年金基金連合会と管理しているJIS&T社から郵送されます。
楽天証券の口座の初期設定
国民年金基金連合会で加入が認められると、楽天証券の口座とiDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金を管理しているJIS&T社の口座を結びつけます。
楽天証券の管理画面にログインして『確定拠出年金 iDeCo』メニューから初期設定を行います。
郵送された書類の中の『口座開設のお知らせ』に記載してある『加入者口座番号』と『コールセンター/インターネットパスワード設定のお知らせ』の『インターネットパスワード』を初期設定の画面にそれぞれ入力して下さい。
これで楽天証券の口座とiDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金が紐づきました。
これで初期設定は完了です。
掛け金の配分設定
これから先は楽天証券での購入の設定になります。基本的には投資信託を定期積み立て投資の購入の設定をするのですが購入金額を決めるというよりは、毎月の購入金額を投資信託や定期預金から配分割合を設定するというイメージです。
1%から設定できます。
何を選ぶかは難しい所です。iDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金の目的や年齢・状況を考慮して選ぶことが重要です。
自分の場合は60歳まで数年となっているので、ある程度リスクをとり利回りも必要になる
一方で、
60歳までは続けるという不確定要素がかなりあり元本割れはなるべく避けたい
という2つのことを考え、バランス型は安定を70%残りの30%をちょっとだけリスクはあるが利回りの高いものという配分にしています。
1つだけ重要な注意点があります。
一定の期間(4か月程度)掛け金の配分設定を行わなかった場合は、自動的に勝手に設定された商品を購入することになります。
ですので、この掛け金の配分設定は忘れずに行って下さい。
以上でiDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金の設定は終了です。
最後に
あとは、毎月26日に指定した金融機関より引落しとなります。
13営業日目に発注され約定(購入が決まる)と資産となります。
26日の残高だけ確認しておけば、あとは基本的にはほったらかしです。
下記の楽天証券のホームページに詳しく記載してありますのでこちらも確認してみてください。
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