需要と供給が価格を決める

債券と金利 経済の知識
過去の債権と金利の関係

物の価格はどのように決まるのでしょうか?

良く価格は需要と供給で決まると言われます。

しかし、自分のようにサラリーマンをしていて企業に勤めていると需要と供給で価格が決まると言われてもしっくりしません。

商品を売る場合は仕入れ等のコストや競合の商品の価格を考慮して価格を決めています。

需要とか供給と考慮していないのに…

と思ってしまいます。

なぜ、価格は需要と供給の関係で決まるのでしょうか?

価格

そもそもここいう価格は市場価格と言われるものです。

自分がイメージしている1つ1つの商品やサービスの売値というよりは、全体的は価格で経済的な概念です。自由に取引をされる市場やオークションをイメージすると良いと思います。

市場やオークションでは、欲しい人が多いと値段が吊り上がります。

逆に商品の数が多くさばききれないような場合、値段は上がらず、逆に値段を下げないと売れないので価格は下がります。

ここでの価格は自由市場で取引が決まる市場価格のことです。

需要

経済の話ででる需要とは商品を欲しいという力の強さみたいなものです。

商品を欲しいという人が多くなると需要は高くなります。

また、欲しいという気持ちが強くなると同じように需要は高くなります。

価格も需要に大きな影響を与えます。

価格が上がると需要は減り、価格が下がると需要は増えます。

ある商品が値上げになると今まで毎月購入してものを2か月の1回にしようと思うと思います。

実際にはこのように思う人もいれば思わない人もいます。

全体的にみて思う人が多ければ需要は減ります。

一般的には、値段が高いと買わなくなり値段が安いと買うようになる人が多いので、価格が上がると需要は減り、価格が下がると需要は増えます。

市場での需要は個人の需要の合計で市場全体の商品を欲しいとするエネルギーのようなものです。

供給

供給とは商品を売りたいという力の強さです。

売りたいと思う人が増えれば供給は上がります。

売りたいという気持ちが強くなれば同様に供給は上がります。

需要と同様に価格と供給も強い相関関係があり、価格が高くなればなるほど売りたいと思う人も増え売りたいという気持ちも強くなります。逆に価格が下がると売りたい人は少なくなり売りたいというモチベーションも下がります。

このような個々を市場として合計したものが供給です。

この供給も需要と同じように価格と強い関係性を持っています。

需要曲線と供給曲線

需要の量・供給の量と価格は非常に密接な関係を持っています。

価格が上がると需要は減り、価格が下がると需要は増えます。

需要の量を横軸、価格を縦軸にとり、需要の量と価格をグラフにしたものを需要曲線と呼びます。

一方、供給という観点から見ると、

価格が上昇すれば売る人が増え供給の量は増え、価格が下降すると売りたいと思う人は減り供給の量は減ります。

この価格と供給の量の関係をグラフにしたものが供給曲線です。

下の図のように供給曲線は右肩上がりの曲線になり、逆に需要曲線は右肩下がりの曲線になります。

需要と供給が一致したとこと、折り合ったところで価格が決まります。

下のグラフでいうと需要曲線と供給曲線が交わるところです。

まとめ

このように、需要と供給は価格に非常に左右され、需要と供給で折り合いがついたところで価格は決まります。

これを視覚的に分かりやすく表したものが需要曲線と供給曲線のグラフになり、それぞれの曲線の交点が価格になります。

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